■ 手順1
システム テーブルを表示する設定Access の Office ボタン > Access のオプション > メニューの「カレント データベース」 > ナビゲーションの「ナビゲーション オプション」ボタン と辿る
「ナビゲーション オプション」ウィンドウの 表示オプション 内にある、「システム オブジェクトの表示」を有効にする。
■ 手順2
システム テーブルを作成する。上記の「システム オブジェクトの表示」が有効になっていないと作成しても表示されません。(USys と名前を付けただけで、システム オブジェクトの扱いになってしまう)・テーブル名:USysRibbons
・カラム
フィールド名 | データ型 |
---|---|
ID | オートナンバー |
RibbonName | テキスト型(サイズ 255) |
RibbonXml | メモ型 |
■ 手順3
「データベースを閉じる」「終了」ボタンを無効にするリボン (XML) 項目を定義します。<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?> <customUI xmlns="http://schemas.microsoft.com/office/2009/07/customui"> <commands> <command idMso="FileCloseDatabase" enabled="false" /> <command idMso="FileExit" enabled="false" /> </commands> <backstage> <button idMso="FileCloseDatabase" visible="true" /> <button idMso="FileExit" visible="true" /> </backstage> </customUI>
このXMLテキストを上記で作成した USysRibbons テーブルの RibbonXml カラムにレコードとして挿入します。RibbonName には任意の名前を付けます。無効にするのでなくボタンを表示しないならば、visible 属性を false にすればよい。
■ 手順4
作成したリボンのカスタマイズ設定を有効にする。Access の Office ボタン > Access のオプション > メニューの「カレント データベース」 と辿り、
リボンとツールバーのオプションの「リボン名」で、上記で準備した USysRibbons テーブルの RibbonName カラムの名前を選択します。一旦データベースを閉じて開き直さないと、登録した名前が選択できないかもしれません。
これでデータベースを閉じて、開き直すとリボンのカスタマイズ設定が有効になります。
■ 補足
Access 2013 だと、デフォルトでは「データベースを閉じる」ボタンが無いと思います、カスタマイズしないと出てきません。■ 参考資料
Office 2010 の Backstage ビューについて (開発者向け)http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/office/ee691833.aspx
Office 2010 の Backstage ビューのカスタマイズ (開発者向け)
http://msdn.microsoft.com/ja-jp/library/office/ee815851.aspx